ジャズは大人だけの物じゃない
数は少ないですが、アルバムに1曲のみ
子供のヴォーカルの入ったものがあります。
子供の歌手というのではなく、リーダーの
子供だったり、参加者の子供だったりのよう
ですが。今回はチルドレン・ソングです。
「ビート・ゴーズ・オン」 |
バディ・リッチ・ビッグ・バンド |
| ”ビッグ・スウィング・フェイス”より | |
![]() | 1967年発表の作品。ビートルズの1965年の曲「ノルウェイの森」のカバーが入っていて、このバンドは時代を先取りする選曲がうまいと
思います。 レコードで出たときは、A,B面合わせて全部で9曲でした。 しかし、CDの発売時には18曲に増えており、ライブ録音なのでカット されていた曲がたくさんあったことがわかります。 紹介曲はリーダーのバディ・リッチの娘キャシィが歌っています。 当時12歳半でした。これが彼女の歌手としてのデビューとなります。 バディ・リッチのアルバムは数多く持っていますが、記憶ではアルバムに 収録された曲はこれのみです。のちに彼女はプロデューサーとなり、 バディ・リッチ亡き後メモリアル・コンサートを何度も開催し、その中で 歌ったりしたそうです。 |
「クワイエット・ドーン」 |
アーチー・シェップ |
| ”アッティカ・ブルース”より | |
![]() | 1972年発表の作品。最初この曲を他のオムニバス盤で聞いたときは、
アーチー・シェップの名前と結び付きませんでした。
アーチー・シェップもフリー・ジャズという印象が
強いので、聞かずに毛嫌いしていたところがあります。
ところが、このアルバムの1つ前の1971年の作品から音楽の傾向が
変わったということで、ファンク調のイメージになっています。 ヴォーカルを最大限にいかした、ロマンチックなムードさえ感じる 楽曲たちが、黒人の公民権運動を背景に時代を映し出している ようです。ちなみにアッティカとはニューヨークにある刑務所で、 71年にそこで黒人囚人の暴動が起こったそうです。 紹介の曲はトランペッターであり作曲家のキャル・マッセイの曲で、 当時7歳だった彼の娘のワヒーダが歌っています。少し音の調子の はずれるところもありますが、堂々と歌っている様は小さいながらも 大物の片鱗を感じさせます。このアルバムはこの珍品中の珍品ともいえる 歌で幕を閉じます。 |


