六月の天気予報は当たらなくなっている
雨が降らない、たまに降ってもすぐにやんでしまう。
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「ムーライト・セレナーデ」 |
阿川泰子 |
| ”ジャズ・バラード”より | ビクターエンタテインメント |
| この曲はグレン・ミラーが自分の楽団を持つ前に
作曲の練習として作った曲で、1939年の作。映画
「グレン・ミラー物語」を見ると、この曲を他の
楽団に提供したとき、自分が思ったように演奏されず、
それがグレン・ミラー・オーケストラの結成につながる
一つになったようです。歌詞は後からつけられたもので、
ミッチェル・パリッシュによるもの。
「あなたの門の前に立ち、六月の夜にあなたの手がバラの花束に触れるまで、ムーンライト・セレナーデを口ずさみながら待っています。だからやさしく迎えに来てください。」 歌詞の一部をを要約するとこうです。グレン・ミラーが過ごした時代のアーリー・アメリカン調の家が見えてくるようです。さぞかし月影の美しい、おだやかな夜だったのではないでしょうか。 |
「ジューン・ナイト」 |
ウィントン・ケリー |
| ”ケリー・グレイト”より | ヴィー・ジェイ |
![]() | ハーマン・ミュートを付けたトランペットでリー・モーガンが ソロを吹く、なんだかかユーモラスな曲です。このアルバムを ウィントン・ケリーが録音した1959年は、マイルス・デイヴィスの バンドに参加しています。トランペットがリーモーガンながら、 マイルスを彷彿とさせる演奏です。ただウィントン・ケリー作では ないので、もっと古い曲なのかもしれません。 全5曲のうち3曲でミュートをつけて演奏していますが、リー・モーガン だけに関していえばミュートをはずしてオープンで吹いた他の2曲の 方が生きがいい。ミュートで演奏をコントロールしながら吹いた鬱憤を はらすような勢いです。残念ながらウェイン・ショーターのアドリブは まだスタイルが確立していないのか、あまりよくないです。ジャズ・ ジャイアンツといえども、一日ではならないということですね。 とはいえ、演奏に遜色があるわけではなく、この一枚は歴史に残る ウィントン・ケリーの”定番アルバム”となっています。 |
「六月のメンフィス」 |
ジュリー・ロンドン |
| ”カレンダー・ガール”より | リバティ |
![]() | このアルバムは1月から12月の歌を集めたアルバムになっています。
ただ他と違ってユニークなのは最後に”13番目の月”という曲が
入っているところです。
ジュリー・ロンドンは女優としてスタートしましたが、あまりぱっと
せず、歌を唄って成功した例です。ほどよい色気を含んだヴォーカルは、
スロー・バラードで実力を発揮しています。
ジャケットに関していえば、今出ているCDのジャケットは”夜の雰囲気”
を感じさせるものが多いようです。このアルバムは”明るい昼の雰囲気”
があります。”カレンダー・ガール”というタイトルのためか水着の
ピンナップ・ガールのような格好をしていますが、女優出身の面目躍如
といったところです。
紹介の曲はラブ・ソングではなく、六月のメンフィス地方のことを
唄っています。
”六月のメンフィス、日陰のベランダ、日曜の青空の下。
いとこのアマンダはダイオウパイを焼いている。
私は時計のそばでチックタックいう音を聞いている。
何事も平和ですばらしい。
おばさんは体を揺らしながら通りを渡り、
きょうちくとうの花は空気の中に香りの香水を振りまく。”
なんともアメリカの田舎ののどかな風景を喚起させる |



