帰ってくれたら大騒ぎ!〜邦題つけたいホーダイ〜
外国映画の邦題って、何でこんな題が
付いているのだろうって思うものはありませんか?
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| 恋人よ帰れ!わが胸に |
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オープニングからBGMにジャズの有名なスタンダードが流れます。
題名が「恋人よ帰れ!わが胸に」=ラバー・カンバック・トゥ・ミー
なんですから、当然でしょう。でも、”あれっ!ちょっとちがうぞ!!”
ユー・ド・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥが流れてる?
それじゃあ『帰ってくれたらうれしいわ』じゃないか。なんだかなぁ。 それならということで原題を見てみると、「フォーチュン・クッキー」 となっていて、”富くじ”ってどういう意味だろう、どこに出てくるん だろうとそっちのほうが気になってしまいます。 登場人物を見てみると、ジャック・レモン扮するTVカメラマンのハリー、 有名な黒人フット・ボール選手のジャクソン、ハリーの姉の夫で 弁護士のウィリー、ジャクソン側の弁護団の3人、バンドリーダーと 駆け落ちした売れない歌手のハリーの元女房、ハリーを見張る 探偵2人など。 |
| ストーリー |
| TVカメラマンのハリーがフット・ボールの中継中に
選手のジャクソンと衝突し、転倒して気を失うところから始まります。 義兄のウィリーはチームやスタジアムから多額の賠償金を取れる チャンスだと思い、軽傷を一生マヒが取れない重傷と偽って告訴 します。相手が超人気フット・ボーラーということもあって、マスコミは 大々的に取り上げます。ハリーの逃げた元女房は鳴かず飛ばずの 歌手生活に嫌気がさし、大きなショーを開こうと賠償金目当てに ハリーの心配したフリをして戻ってきます。加害者側の弁護士たちは、 ハリーの重傷を疑い、2人の探偵を24時間張り込ませて、ウソを あばこうとします。その騒動の一部始終を描いた風刺劇でなんですが、 とにかく登場人物が腹黒い人物ばかり、まともなのは、被害者と 加害者の2人のみといった、人々の駆け引きの面白さが画面いっぱいに あふれています。相手側の弁護団と腹のさぐりあいをし、なんとか 賠償金を吊り上げようとするウィリー、元女房に戻ってもらいたくて、 渋々寝たきりを演じるハリー、何の疑いも持たず寝たきりのハリーの 世話を親身にやく人のいいフットボール選手のジャクソン、義兄にお金を 取られまいと戻ってきたが、あげくは手を組む元女房、ビタ一文払う気もなく いろいろ画策するジャクソンの弁護士たち、職務に忠実な太った男と 平凡な監視にやる気をなくした、神経質なやせた男の探偵2人、 さまざまな登場人物の思惑が同時に進行するシュチュエーション・コメディの 傑作で、シーンごとに16もの題名が画面にテロップされ、舞台劇とというより 戯曲そのままを映像化したような雰囲気が特徴です。 それにしても内容を見ても”恋人よ帰れ”というのはあまり重要でも ないようです。 富くじはどこに?と思われた人、これもほんの少ししか出てきません。 悪巧みを皮肉る出かたなのですが、まあ、日本で言えば、 ♪だあ〜れもいないと思っていても、どこかでどこかでエンゼルが〜♪ ”お天道様はお見通しでぃ” まぁ悪いことは隠せないということでしょうか。 三谷幸喜のコメディが好きな人にはオススメです。 |
| キャスト |
| ジャック・レモンとウォルター・マッソーは
コメディにおける永遠の名コンビだと思います。この映画は白黒映画ですが、
2人はこれが初共演。そのあと「おかしな二人」「ラブリー・オールド・メン」
「カリブは最高」などがあります。始終強気な太った男と神経質な内気やせた男の
パターンは往年の”アボットとコステロ”より続く王道といえるのではないでしょうか。
そういえば、探偵役の2人もこの型に入るでしょう。 スラップスティックコメディもいいですが、たまにはこんな人間喜劇も 面白いのではないでしょうか。 |
