| 野球物が2つ続いたので、今度は空手?です。でもこれは空手の方が裏ジャケです。2つ並べているのは、中古レコード屋で探す人ののため。(探す人はいるのかな?)表ジャケットは少しセクシーな3人の黒人美女の写真になっています。内容がソウル・ミュージックぽいビッグ・バンドの曲になっているので、こちらの方がイメージに合っていますが、多くのバディ・リッチのアルバムは、バンド・リーダーのバディ・リッチの写真を使っているので、それはそれで裏面の方で全開となっているのでしょう。時代的にも1976年はブルース・リーブームの真っ只中ですし。でもアクション映画のオマージュとして見ると、表ジャケットも007のように思えてきますね。
そんなパフォーマンス好きのバディ・リッチのTV出演を昔見たことがあります。番組の名は『ルーシー・ショー』。日本でも人気のある長寿番組でした。あまりに長くて、最後のシーズンには、ルシル・ボールの本当の2人の子供が、劇中でもルーシーの子供の姉弟役でレギュラー出演していました。(その前番組のアイ・ラブ・ルーシーでは、本当の夫と劇中でも同じように結婚した所から始まっています。)その中の一話を紹介しましょう。
弟は学校のドラム・コンテストで優勝を狙います。その賞品は音楽学校への入学と奨学金。でもいくら練習してもうまくなりません。
その時母親のルーシーはひらめきました。
"一番ドラムのウマイ人に習えば、優勝できるだろう"と。
”だったらバディ・リッチに習えばいいじゃないか!”
(普通思っても実行に移す人はいませんけど。)
最初は渋っていたバディ・リッチを口八丁手八丁で丸め込み、何とかコーチを引き受けさせます。そのかいあってか、弟はコンテストで優勝!!
が、なぜか優勝を辞退するのでした。
それを聞いたバディ・リッチは烈火のごとく怒りますが、
”2位だった友だちの家が貧乏で、奨学金がなければ音楽学校に進めず、彼に譲った”と理由を聞き、本当に良い事をしたとほめるのでした。
ソウルっぽい曲で固められたアルバムですが、中で1曲バディ・リッチらしい組曲風の曲があります。
スローなトロンボーン・ソロから始まる前半の曲から急にハイテンポにうつるあたり、”やはりこうでなくちゃバディリッチじゃない!!”と思わせるドラマチックなスティックさばきがすばらしい、そして前半の曲につながる「ストーム・アット・サンナップ/ラブ・ミー・ナウ」をスイセンします。 |