フルカワJAZZ道場:渡り鳥北へ帰る
冬になると、渡り鳥が編隊を組んで帰っていきます。
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「放蕩息子の帰還」 |
スーパー・トロンボーン |
| ”ハロー・ヤング・ラバーズ”より | |
![]() | このアルバムをやっと手に入れました。 以前ネットで注文して廃盤と返事が返ってきて、 落胆していたのですけど、最近中古CD屋で手に 入れました。なぜそれほど思い入れがあるかと いうと、それはこの曲との出会いまで遡ります。 以前社会人になってからアマチュアのビッグ・バンドに 参加していた時、いくつかイベントがありました。 その中の一つに、豊前天狗太鼓との共演があり、 その時に用意された曲が「カムイの剣」とこの 「放蕩息子の帰還」だったのです。 豊前天狗太鼓は和太鼓の演奏と神楽の踊りがミックスされた 興味深いもので、しかも結構動きの激しいストーリー性のある 踊りです。こっけいな踊りで会場がドッと笑いに包まれた後、 演奏が始まるというものでしたが、意外と和の踊りと洋の演奏が これほどまでに合うとは。そんな驚きと共にこの曲が 思い出として刻まれたのでした。 演奏したのはオーケストラバージョンでしたが、元はレギュラー 4人のトロンボーンと3人のゲスト・トロンボーン合計7人にリズム隊 3人という最大10人編成のスモール・ビッグ・バンドで、 低中音サウンドの迫力を楽しめます。テンポのいい ロック調の曲と、息の合ったハーモニーには震えがくるでしょう。 |
「ユー・ブ・チェンジド」 |
ジョニー・グリフィン |
| ”スタジオ・ジャズ・パーティ”より | |
![]() | このアルバムは、スタジオをパーティー会場に見立てて、親しい友人
を集めて録音した珍しいものです。 ジョニーグリフィンのテナー・サックスのおもいっきりスローなバラ ードで始まったと思ったら、まるで観客の反応を楽しむかのように、 同じメロディーを急に速いテンポで吹き出したりと、気心が知れた者 たちの雰囲気が生むノリのよさが、音にも表れた楽しいライブです。 なかでも「ユー・ブ・チェンジド」はデイヴ・バーンズのトランペッ ト・ソロがフューチャーされた美しいバラードで、演奏にしっとりと した潤いをあたえています。パーティの終わりが近づくのを感じて、 なごりを惜しむような寂しさも聞き取れるようです。 どうも最後の曲の「ロウ・グレイヴィー」と前に紹介した「ブルース ・フォー・ドラキュラ」は同じ曲のようです。「ブルース〜」の方は ジョニー・グリフィン作となっていますが、「ロウ〜」の方は司会進 行役でヴォーカリストのバブス・ゴンザレスの曲ということで、マイ ルス・ディヴィスの例を出すまでもなく(バンドの他のメンバーが作 った曲もマイルス作でクレジットされていた。)、ジャズの場合はそ のあたりが明確でないものが時々あります。(故意かどうかはともか く。) |
「フレンズ」 |
チック・コリア |
| ”フレンズ”より | |
![]() | 「おいおい最後は駄ジャレか」と思った方、半分当たっています。 しかし、これは歴史的にも有名な”ジャケットをとりカエル” 事件が起こったアルバムです。オリジナルはアメリカの有名な”青い 小人”(ベルギーのスマーフ)の人形をジャケットに使っていたので すが、版権の問題で使用できず、日本盤では急遽発売時にこのカエル たちの人形に”とりかえる”ことになってしまいました。 今ではそれも解消されたようで、CDはその”青い小人”の人形の写 真に戻っています。でも日本人的にいうとこちらの方も捨てがたいで すね。 やはりスイセンは表題曲の「フレンズ」でしょう。名前通りにフレン ドリーでさわやかなフルートとエレクトリックピアノのメロディーを 聞いていると、どこまでも心が開放されていくようなくつろいだ感じ になっていきます。さりげないサンバ調のリズムを支えるベースやド ラムの音さえも、ウェーブに乗っているような心地よさです。 |




